チエノワの読書と暮らし研究所

正解のない世界で楽しく生きる!

やりたいことがわからない?思考停止から抜け出す方法

情報から離れて、自分と向き合う時間を持とう!

 

こんにちは!

 

チエノワです。

 

情報があふれる世の中で、

 

自分のやりたいことがわからない、

 

今している仕事は、なんか違う!と

 

モヤモヤ感じていませんか?

 

今回は、一つの解になるかもしれない本のご紹介!

 

欲しがれない消費者

ここまでの話をまとめると、二〇世紀の産業社会では、映画やテレビといったメディアを通して消費者の「欲望」をつくり出すことができるようになった、ということだね。映画やテレビや広告なんかのことを「文化産業」と呼んだりします。産業社会にとって重要なのは、文化産業を通じて、人びとの欲望を作り出すことなんだ。

 学校で資本主義のしくみを習ったときに、「需要」という言葉を教わったと思いますが、欲望というのも、一種の需要です。でも、ご飯を食べなくちゃいけないっていうレベルの「需要」とは違う。ご飯は一応食べられているし、眠る家もあるし、寒さをしのげる服もあるけど、でももっとおいしいものが食べたい、もっとかっこいい家具が欲しい、もっとおしゃれな服が着たい、そういうのが欲望です。

 だから、いちばんかわいいもの、おしゃれなもの、流行の最先端をいくもの、つまりみんなの欲望、あこがれや夢の中心の座をめぐって、産業は争うことになります。すると、商品そのものよりも、それを持ったらいかにかっこよくおしゃれなのか、という「イメージ」の方が重要になってくるよね。それを演出するのがメディアなんです。

 産業によって欲望が生み出されるようになると、どんなことが起こると思う?ものを作る人が、産業化とともに自分でものを作るノウハウを失ってしまったのと、ちょうど対称的なことが起こるんだよ。それは、ものを買う人が、自分でものを欲しがることができなくなってしまうということだ。これがかわいい、あれがおしゃれだと、欲しいものはみんな、メディアが手取り足取りお教えてくれる。だから、自分ひとりでは、いったいなにが欲しいのかわからなくなってしまうんだ。

 もっと言うと。メディアがみんなに「生き方」を教えてくれるということになる。こういう生き方がかっこいい、こういうものこそ価値のあるものだーそうやって教えられてしまうと、自分で自分の生き方を考えられなくなってしまう。

「自分と未来の作り方ー情報産業社会を生きる」石田英敬著 2010年

自分と未来のつくり方――情報産業社会を生きる (岩波ジュニア新書) | 石田 英敬 |本 | 通販 | Amazon

 

 

自分が、ほんとうに何が欲しいのか

 

ほんとうに何がしたいと望んでいるのか?

 

というのが、悩みって人多いんじゃないかなぁ?

 

わたしも、そういう悩みに悶々としていたことがありましたね。

 

特に、スマホが世に出てきて、それこそ四六時中なんらかの情報に触れていられる

 

歩きスマホなんて言葉が出てきたように、そこまでやるかってくらいに情報まみれ( ;∀;)

 

毎日毎日、情報にどっぷりつかっていては、

 

この本に書いてあるように、

 

自分で考えるということができなくなってしまっても、当然だよね。

 

思考停止してるなんて言われるのも、仕方がないと思う。

 

メディアによって、考えることを奪われてしまっているんだから。

 

それでも、わたしはそんな自分を悲観する必要はないと考える。

 

以前のわたし自身がそうだったように、情報にまみれすぎて頭が混乱しているだけだ。

 

方法は一つしかない。

 

自分自身と向き合う空白時間を作ること

 

 

そのためには、情報を断つことだ。

 

 

ニュース見たり、youtube、映画やドラマ見たり、スマホゲームしたり・・・、

 

ついついだらだら過ごしてしまう!

 

これ、わかっちゃいるけどやめられない。その気持ちよ~くわかります。

 

それでも、一度やってみてほしい

 

テレビを見ない!スマホをいじらない!パソコンの電源を入れない!

 

どれを、どのくらいの時間断つかは、それぞれの判断によるけど、

 

例え少しの時間だったとしても、断ってみるという経験をすることが重要だからね。

 

そこから何か気づくことがあるはずなので。

 

 

ありがとうございました。

 

ではでは~