ひとの価値は揺るがない!
そのままで大丈夫。
こんにちは!
チエノワです。
人の価値って何でしょうか?
スティーブ・ジョブズやマーク・ザッカーバーグのように何かを成し遂げた人のみが、
人間として価値あるということでしょうか?
これについてどう考えますか?
今回は、そんなことを考えてみたいと思います。
思考実験 芸術の価値・3~巨匠のお墨付き~
シコウジッテムは、巨匠と名高い彫刻家で、世界中に名をとどろかせている。
ある日、彼は路上で自らの小さな彫刻作品をいくつか販売していた若い男(チヨウコーク)を見つけます。
チヨウコークの作品は全く売れていないようだった。
しかし、巨匠シコウジッテムは、彼の作品を素晴らしいと評価し、
周囲の人に話し、巨匠の評価が一気に広まったことで一躍、
路上販売の彫刻家は時の人になった。
シコウジッテムは彼の作品はどれも価値が高いと褒めちぎったため、
価格も急騰し、一瞬にしてチヨウコークは「若手天才彫刻家」の名声を手に入れた。
チヨウコークの作品自体に変化が起こったわけではない。
それなのに、チヨウコークの作品の価値はなぜ急激に上がったのでしょうか?
「発想力を鍛える33の思考実験」北村涼子著 2018年
発想力を鍛える33の思考実験 | 北村良子 | ビジネス・経済 | Kindleストア | Amazon
これは、芸術作品の話なのだけれど、
人に当てはめて考えてもわかりやすい例えだなと思う。
この思考実験にあるように、チヨウコークの作品は、
巨匠シコウジッテムが評価しようがしまいが、作品そのものに変化は起きていません。
変わったのは巨匠が評価したということだけです。
同じように考えると人の価値も、誰かが評価(社会的評価)があってもなくても、
何も変わらないということ。
つまり、ひとの価値は揺るがないということ。
また、芸術作品のように、権威による社会的評価にいとも簡単に流されてしまうのは、
人の評価も同じことですよね。
例えば、メディアとかに出てくるお医者さまというだけで、
言っていることがすべて正しいと判断しがちじゃないですか?
事実は、それはあくまでその人個人の意見ですよね。
人はそのものの価値ではなく、評価の対象となる価値しかみていないかもしれません。
例えそうだとしても、自分は自分の価値を知っています。
そのままで大丈夫です!
ありがとうございました。
ではでは~